【SV女子CS SF見どころ】大阪MVvsデンソー 初代女王への挑戦権を手にするのは?
「2024-25 大同生命SV.LEAGUE WOMEN チャンピオンシップ」のセミファイナルが4月25日(金)から行われる。クォーターファイナルを制した4チームがファイナル進出をかけた戦いに臨む。
◼︎大阪マーヴェラス vs デンソーエアリービーズ
レギュラーシーズン優勝の大阪マーヴェラスと4位通過のデンソーエアリービーズの今季対戦成績は後者が2勝0敗。とはいえ、昨年11月初旬の第4節までさかのぼる必要があり、以降はお互いにチームを強化してきたことを踏まえれば、その対戦成績の数字はもはや参考になるまい。
大阪MVはAstemoリヴァーレ茨城とのクォーターファイナルを2試合連続ストレート勝ちでクリアした。チームのポイントリーダーであるリセ・ファンヘッケの得点力もさることながら、チームとして光ったのは効果的なサーブ。GAME1ではキャプテンの田中瑞稀、GAME2ではセッターの東美奈がサーブで相手を効果的に崩して、試合を優位に運んだ。
サーブ効果率に目を向ければ、対するデンソーはレギュラーシーズンのチーム全体の数字は9.9%とリーグでも下から2番目であり、サーブレシーブ成功率がチーム全体で43.3%のリーグ2位である大阪MVに対しては攻略の糸口とはなりにくいか。ただ、それでもデンソーがチーム全体のブロック決定本数(1セットあたり)においては2.33本でリーグトップである点は特筆すべき点。同項目ではミドルブロッカーの麻野七奈未が0.68本でリーグ3位にランクインし、最前線で相手の攻撃を阻む。
リセを筆頭に田中と林琴奈の両アウトサイドヒッター、アタック決定率リーグ2位(48.6%)のミドルブロッカー蓑輪幸と多彩な攻撃を仕掛けてくる大阪MVに対して、持ち味を発揮することが必要不可欠。また、サーブレシーブ成功率54.1%で今季のトップサーブレシーバーに輝いたリベロの川畑遥奈も、大阪MVが繰り出す効果的なサーブをはね返すうえで重要な存在となる。埼玉上尾メディックスとのクォーターファイナルではGAME1をストレート勝ち、GAME2は最後まで手に汗にぎるフルセットの激闘を制した。競り勝ったことを自信に変えて、レギュラーシーズン女王に挑む。
■CHAMPIONSHIP 特設サイト
https://www.svleague.jp/special/2425championship/women/
■SVリーグ女子 チャンピオンシップ セミファイナル 試合日程・放送情報・配信情報
・大阪マーヴェラス vs デンソーエアリービーズ
▼日時
GAME1:4月25日(金)18時5分~
GAME2:4月26日(土)16時5分~
GAME3:4月27日(日)14時5分~(どちらかが2勝した場合、GAME3の開催はなし)
▼会場
パナソニックアリーナ大阪
▼放送
なし
▼配信
J SPORTSオンデマンド
文:バレーボールキング